かんぽ生命保険の総資産100兆円割れ [生保ニュース]
日本郵政グループの株式会社かんぽ生命保険は2010年8月12日に4月から6月期決算を公表して、総資産残高が100兆円を割り込んだことが明らかになった。
約13年ぶりに総資産残高が100兆円を割った背景には、簡易保険の大量満期やで新規契約獲得数が伸びびないことなどが要因となっているようだ。
2010年6月末時点の総資産残高は98兆8713億円となる。
株式会社かんぽ生命は、1997年3月末に総資産100兆円を達成し、2002年3月末には126兆7千億円の最高総資産残高を記録する。総資産額では日本生命保険を抜き国内業界トップに君臨するが、2002年度以降は総資産が低減しているという。
■株式会社かんぽ生命とは
日本郵政株式会社が持ち株会社となり、完全な子会社である。
2005年10月21日に施行された郵政民営化関連6法案、郵政民営化法にもとづき準備会社として株式会社かんぽが設立され、2007年10月1日に『株式会社かんぽ生命保険』に移行。
旧日本郵政公社の生命保険事業等をそのまま継続する、特別法にもとづき設立された公共性の高い事業などを担う特別会社。
